【シリーズ】わたしがフィリピン・タイで出会った思い出に残る人

*この記事はふれんどしっぷASIAスタッフによるリレー投稿です*
*フィリピン、タイで出会った個人的に思い出深い人を紹介します*


私が人生2度目のタイに行ったときに出会った、思い出に残る人々を紹介します。
2008年9月当時、私は大学4年生で、国際社会学のゼミにいて、
卒論を書くためにインタビューが必要だ!と思い、
ひとりタイ国チェンライ県に行ったときの話です。

インタビューの相手は、昔日本で働いた経験のある、タイ人女性たち。
「日本での仕事は過酷で、タイに帰国後もそのことの影響は大きくて、
生活に不安がたくさんあった」
というお話をしてくださいました。

彼女たちは当時、SEPOMというセルフエンパワーメントグループでスタッフとして仕事をし、
同じような経験をした「タイ日移住女性」たちの実態調査や、
帰国後の生活についての相談を受けたり、
彼女の子どもたちの行政手続きサポートなどを行っていました。

※プライバシーのことがあるので、イニシャルで書かせてもらっています。

■ Rさん
最初の印象は、「もの静かな人」。でも、実際はとても明るくてオープンな人。
サバサバしていて、気丈な印象を受けました。
日本で仕事を続けていくうちに、体力的にキツや知らない土地での不慣れや不安から、
体調を崩したり病気がちになったりする人が多い中、
彼女は友人の開業を手伝うなど、積極的に動いて力強く生きてきました。
年齢を尋ねられて、私が22歳と答えると、
「私といっしょ!」なんてチャーミングな返しをしてくれました。

■ Wさん
最初の印象は、「まじめそうな人」。
黒髪をポニーテールにきっちりとまとめた、長身の彼女は、調査や訪問カウンセリングなど、
根気と努力のいる仕事を担当していました。
私のインタビュー中は、ずっと真剣なままだった表情が、終わった後にはほぐれて、
私に日本語で話しかけてくれたり、写真を撮るときに私の肩を引きよせてくれたり、
細かな気配りをしていただきました。

ふれんどしっぷASIAの、タイ日移住女性と彼女の子どもたちに対する働きかけは、
こちらから↓↓
http://www.friendshipasia.npo-jp.net/project.html


(つじ)