大震災から3ヶ月後

3月11日の大震災から3カ月と1日が経ちました。
あの日、東京で地震に遭い震源から離れた首都は混乱に陥りました。
電車は止まり、一部地域では電気も止まり、
状況がよくわからぬまま、会社にとどまったり、家まで何時間も歩いて帰宅したり。

首都圏で働く多くの人がそうであったように、私も家に帰り着くことができませんでした。
避難させてもらった友人の家で、あたり一面の炎に包まれる気仙沼をとらえるカメラを見たときに
想像をはるかに上回る大震災が起きたのだと、このとき改めて気が付き
テレビを見ながら、言葉を失いました。

あれから3カ月まだ数千人の方々が行方不明となり
避難所で不安な日々を過ごされている被災者の方々がいます。
私たちは、一体何ができるのだろうか、そのような思いが常に心にあります。

ふれんどしっぷASIAのメンバーの一人は、福島にボランティアに行ったり
またその他のメンバーもそれぞれのつてを使って寄付を行いました。

3月11日、電話が全く通じなかったのですが
インターネットだけは携帯電話で見ることが可能でした。
Facebookでフィリピンの友人から多くのコメントが入っており
日本で地震津波がきているけれど、みんな大丈夫?と心配をしてくれました。
誰かと繋がっていることが、わかるだけでも、勇気づけられたものでした。


日本で働く、あるいは研修をしているフィリピン人も大勢おり
その中で、宮城県で研修をしているフィリピン人がいました。
研修は3月末までの予定でしたが、11日の震災で
命からがら逃げ出したものの、寮や研修先が浸水し、研修の続行が不可能になってしまいました。
現在は他県で研修をしているようですが、
宮城ではたくさんの人に親切にしてもらい、好きなところだから
研修が終わってフィリピンに帰る前には、もう一度宮城県の人たちのために何かをしたい、と言っているのだとか。

その他にも、原発で人々が避難している中
介護施設で働くフィリピン人、インドネシア人の話や
被災地の病院で勤務することを希望している看護士(看護士研修生)のニュースも目にします。

日本人だけではなく、フィリピン人(インドネシア人)またその他の外国人たちも
今回の震災を経験したり、復興に携わりたいと感じてくれています。

復興には長い年月がかかりますが
被災地ではないところに住む私たちも、ともに復興まで関わりたいと思っています。



ぜひ、6月25日のおはなし会にもおいでください。



* * * * * * * * * * *

おはなし会「地震被災地のフィリピン人はどうしている?」

日時: 2011年6月25日(土) 15:30〜17:30
場所: JICA地球ひろば セミナールーム506 (? 03‐3400-7717)
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html東京メトロ日比谷線広尾駅から3分)
話し手: オリビア・カメリロ・アカツさん(KAFIN埼玉)
参加費: 無料
問合せ: (NPO法人)ふれんどしっぷASIA 
E-mail : friendshipasia■hotmail.com (■を@に変更してください)

会場が小さいので、事前連絡いただけると幸いです。

* * * * * * * * * * *