【シリーズ】わたしがフィリピン・タイで出会った思い出に残る人

*この記事はふれんどしっぷASIAスタッフによるリレー投稿です*
*フィリピン、タイで出会った個人的に思い出深い人を紹介します*


2002年のフィリピン訪問(フィリピン2回目)のときに出会った
グロス現地パートナーのSDMメンバーが
8年後の再訪時にも変わらず残っていてとてもうれしく思いました。

フィリピン、ネグロス島で出会った
思い出深いSDMのメンバーたちを紹介します。

  • ライアン君

私が初めて会った時の彼は、20代前半の、
まだなんとなく少年のような雰囲気が残っている感じの青年でした。
ハンサムで歌の上手な可愛い印象があったのですが、
2010年に再会したとき、立派な大人になっていて、教会でコーラスの指導をしていました。
今度は若い子たちを一生懸命育てて、真っ直ぐ成長しているんだなと思い、すごく感動しました。
教会というシチュエーションのせいか、胸がギュッとしました。

  • イシドロ君

フィリピンを訪れた日本人に、いつもフレンドリーで、
やさしい子だなという思い出がありました。
2002年に会ったときはは、メンバーからふざけてオカマ的に(?)扱われていたけれど、
2010年に再会した彼はマッチョに変身していてびっくりしました。
当時セブで英語の先生をしていました。相変わらず暖かい心の持ち主で、
人と接することが得意な彼にピッタリの仕事に就いたんだなと思いました。
現在は韓国で家族のために仕事をがんばっています。

「マナン・テルマテルマ姉さんの意)」と親しみこめて彼女を呼びます。
SDMメンバーとして長く携わり、陽気な彼女を見ているだけで心が温かくなります。
日本で彼女くらいの年齢の人と比べたら、
もっと落ち着ついた感じになってしまうだろうに、
フィリピンは不思議で実年齢を感じさせません。
いつまでもチャーミングな彼女のようになれたらと思います。

  • ネサさん

教会で働いていて、地域の人のために一生懸命です。
体調の悪い時も、困った人がいると手助けする心根の優しい人です。
「さすがにその時は大変だった」という話を聞けた時は、
普段あんまりにもしっかりした人だから、逆にホッとしました。
年もそれほど変わらないけど
すでに、姪御さんを育て母親らしい貫禄・風格が備わっていました。
すごく忙しいのにお土産を沢山くれて、
何か日本人的な感覚の持ち主の方だなって思っています。

  • リーナさん

兼ねてから優秀な人だと周囲から聞かされていたから、会うのが楽しみでした。
高学歴でSDMにプロの風を吹かせてくれた方だと思います。
どこの国でも「デキル女」って雰囲気は共通なんだなと思いました。
そんな彼女は高齢のお母さまを世話していて、
これまた女性とは自分の可能性を追求する前にどうしても、
介護等、家族優先にせざるをえない事にぶつかってしまうものなのか、
と考えさせられました。一言でいうと勿体ない!と思いました。
彼女は知性派の雰囲気に溢れているのですが、時折ダンスしたり、
弾けた部分を見せてくれてそのギャップが素敵でした。
(※2011年12月、リーナさんのお母様は91歳で逝去されました。
謹んでお悔やみ申し上げます)

何かちょっと(芸人の)ホンコン似?の憎めない方です。
フィリピン訪問時にはしっかり私のことを覚えていてくれて、
小さなカヌーに乗せてくれたり、
トライシクル(サイドカー付のバイクタクシー)に乗せてくれたり
いっぱい遊んでもらいました。
皆から愛されるイジラレキャラでしょうか?

  • ゴンザレスさん

小柄でキシャな感じなのにいつも休むことなく動いている働き者、
SDMをひっぱるリーダーの一人です。
昔はサトウキビ工場で働いていて、あまりにも人権を無視した働かせぶり、
経済中心の価値観に疑問を抱き、SDMで神に仕える事を選んだ人です。
日本で神とか精神性の話をすると怪しい感じになってしまいますが、
フィリピンではそれが不思議に自然な話です。
この違いは一体何なのでしょう?


SDMという組織を敢えて日本にあるものに例えると
神様(キリスト教)を中心に結ばれている点はありますが、
地域に根差した社会福祉的なNPOのようなものでしょうか。
地域の抱える課題を何とかしようと活動し優しい気持ちを持った人々が集う、
温かい空気に満ちた素敵なところです。


(ながしま)