「コラボレーション」の時代

今回、ブログに何を書こうかなぁと思ったとき、最初に浮かんだ言葉は「コラボレーション」だった。
何でか分からないけれど、この「コラボレーション」はこれからの時代のキーワードだと思っている。

今まで私は確かにフィリピンの体験学習に行って、「現実」を見て聞いて、
少しずつの行動は起こしたけれど、それでも別に、自分がすぐにフィリピンに住み始めて向こうのNGOで働いた、
などというインパクトのあることは全くしてこなかった。

考えてみても、大学の卒論テーマをフィリピンの子供たちの児童労働を絡めた人権問題にしようと思っても、
いざ一人でフィリピンに滞在し始めたら、向こうで生活上やむを得ない「ゴキブリ」がどうにもこうにも受け入れられず、
それで結局テーマを変えることにした。もちろん、頑張っても2か月ほどしかフィリピンにはいられず、
途中、喘息気味にもなったりで、自分のか弱さと愚かさに内心、嫌気がさしていた。

つまり、理想の自分と現実の自分とのギャップ。特に大学時代のあの頃は、口でいうことに体がついていかなかった。
そしてそれに気が付かないから、本当に今から思えばなんて不遜な人なんだ、と半ばあきれ気味になる。

そんな私も、すでに30代後半。人生のアップダウンは経験し、
さすがに前のような若気の至りも少なくなり、少しは見えてきたものがある。

それは、自分の得意なこと、好きなこと、強味だと思うことにフォーカスすればいいのだということ。

それも徹底的なまでの集中力で。

私がいまだにふれんどしっぷASIAに関わっているということは、やっぱりフィリピンと何らかのご縁があったから。
だって途中、消えていった人たちもいるし、最初から興味を持たなかった人もいる。

その中で、いまだに私が細々ながらも活動をしているということは、それだけでもすごいことのような気がしてきた。

世界にはアクティビストになるべくして生まれたような人もいる。

でも、私は性格的にそれは合っていないと思うし、裏を返せばそれが私なんだと思えるようになった。

だから、自分は自分のやり方で、自分のメッセージを伝えるだけなんだと思う。

そして色々な人とのご縁を介して、どんどんチームを組み、コラボしながら、自分の信じる道を突き抜けるしかないと思う。
Viva! ふれんどしっぷASIA!!


(青柳)