スンカが人気を集める理由ってなんだろう?

小林です。

最近、ふれんどしっぷASIAには、
「スンカ」購入についてのお問い合わせをいただいております。

スンカはフィリピン名のボードゲームで、
ルーツはアフリカのマンカラなどで紀元前から
遊ばれているゲームです。

ルールの詳細はこちらをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9

しかし、ルールを読むより、
実際にやってみるのが一番わかりやすいようです。


10月2日(日)に大田区池上会館で行われた
大田区交流ミニフェスタに、スンカの講習依頼に
呼ばれてお邪魔しました。

子どもはもちろん、大人の方も興味を示し、
デモンストレーションをした後に、
実際にゲームを始めると、子どもよりも大人の方が
のめり込んでしまうようです。

お一人で来られたご年配の方には、
囲碁・将棋のような感覚で、「先生、もう一局お願いします。」と
頼まれることもありました。

この日はデモを含め、全部で20回ほど対戦しましたが、
さすがに、最後は(受験勉強の時以来?)本気で頭が疲れ、よく寝れました。

11月27日(日)に横浜・本郷台で行われたあーすフェスタでは、
子どもたちが「あっ、これ知ってる。学校で遊んだ。」と集まって来ており、
こちらから説明することもなく、自分たちで遊んでいました。


そんな中、イベントに来ていただいた方やこのブログを見た方で、
スンカを購入したいというお問い合わせが相次いでいます。

知らぬ間に、どうしてスンカに興味を持っている人が増えたのか、
僕なりに考えてみました。

1.ルールがシンプル
2.親子で楽しめるツール
3.脳を動かすゲーム性


1.ルールがシンプル

これはやってみると5分でルールがわかります。
しかし、相手との駆け引きが非常に重要になる
戦略ゲームでもあるのです。

ガンガン攻めれば、カウンターアタックに遭うし、
牛歩戦術をしていると、いつの間にか足元をすくわれるなど、
なかなか奥が深いです。

2.親子で楽しめるツール

子どもたちがまず、学校や我々のイベントでルールを知る。
→それを見た親が一緒にやってみる。
→すると、今度は親がはまっていくという感じです。

任天堂Wiiも親子で遊べるツールですが、
こちらの方がより近くで触れ合えると思います。

3.脳を動かすゲーム性

フィリピンでは貝殻を駒として利用しています。
これをすくい、他の穴に一つずつ入れる際に、
手・指先の細かい動作が必要になります。

戦略を考える力だけでなく、指先の動作も
脳にはいい刺激になります。

昨年のイベントでスンカを購入された女性は、
障がい者福祉施設に勤めており、入所者のリハビリとして、
使用したいとおっしゃっていました。

楽しみながら脳を鍛えるという点では、
最近学校でも取り入れられているのではないかと思います。


最近は、フィリピンでもマニラではほとんど見かけることがない、
あるいはルールを知らない子どもが多くなったスンカですが、
日本で新たにスンカに興味を持つ方が増えることはとても嬉しいです。